大分県との県境に位置し、杉木立と棚田に囲まれて、山あいの暮らしがそのまま残る温泉です。地元の人達だけでなく温泉好きの湯治客に人気です。ひと風呂浴びた後は、休憩室でくつろぐ事ができます。 また宿泊施設「やすらぎ」で材料を持ち込んで自炊するも良し。ゆったりとした時間が流れ、まさに秘湯といわれるにふさわしい温泉です。
施設概要
施設名 | 御湯船温泉館(おゆぶねおんせんかん) |
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住所 | 〒869-2705 熊本県阿蘇郡産山村産山1448 |
TEL | 0967-25-2654 |
Webサイト | http://oyubune.ubuyama.com/ |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 第3木曜日 |
駐車場 | 20台 |
料金 | ◆入浴料 大人350円 子供200円 幼児は無料 ◆宿泊料金 6畳1部屋(定員3名) 3,300円(3名様)~4,950円(1名様) 8畳1部屋(定員4名) 3,300円(4名様)~6,050円(1名様) ※ 表示料金はお一人様あたりの税込み料金です。また、別途入湯税(150円)を頂戴します。 |
地図
疲れが取れる湯が人気
「ここのお湯は違うんですよ、他とは。疲れがスッキリとれるんです」とお湯から出てきたところで、感想を話してくれたのは村内に住む佐藤多恵子さん(76)。
佐藤さんは夫の伸一さん(86)と2人で、第3木曜日の定休日以外は毎日温泉館に通う大ファンだ。
「もちろん、家に風呂はあるんですが、使うのは(家族の)若い人たちで、私たちはここまでやってきます。わいわい話ができる仲間がいるのも魅力です」と佐藤さんはいう。
村に接する隣県の大分・竹田出身の佐藤さんは18歳で村に嫁に来た。
「私も今ではすっかり産山の人間です。この温泉がなくなったら行くところがなくなる」と笑う。
足湯や飲める温泉で体調もばっちり
泉質は、ナトリウム・マグネシウム炭酸水素・硫酸塩温泉。切り傷ややけど、神経痛、筋肉痛などに効果があると言われる。
温泉だけでなく、隣接の宿泊施設「やすらぎ」には計8室の客室(6畳、8畳)があり、食材を持ち込んで自炊ができ、湯治場として長期滞在する人もいる。
受付を担当するスタッフは「元々阿蘇周辺や大分の温泉にバイクで行くのが趣味でしたが、ここは疲れが取れると前から評判なんです」と胸を張る。
スタッフによると、コロナ禍で県外客は減ったというが、「近くのやまなみハイウェイからドライブのついでに月に1-2度やってくるという方も多いですよ。あし湯や飲める温泉もあり、これも人気です。私もペットボトルに温泉を詰めて飲んでますが、胃の調子もいいです」という。
源泉掛け流しで熱めのお湯(46度)が、体を温めて疲れをいやしてくれるのは請け合いだ。
大浴場や家族風呂、地元の産品が並ぶ売店や地元食材を使った料理を楽しめる食事処「つるかめ」も人気だ。
※年齢などは取材時のものです